各審判の動きと45フィートの位置取り
打球が内野ゴロと判明した瞬間に、4人の審判が一斉に動き始めます。アウトカウントに関係なく動きは同じです(2アウトでも0アウトでも変わらない)。
球審は、打者が打って打者走者になった瞬間、本塁から一塁方向へ約45フィート(約13.7m)の位置まで走ります。これは打者走者の「右後方」に立つ位置で、一塁でのプレイを補佐するためのポジションです。
打者がスイングして打球が転がった瞬間、即座にスタートします。マスクを取る時間はありません。マスクは利き手と反対側の手で素早く外し、走り終えてから安全な場所に置きます。
一塁審は、内野ゴロが打たれた瞬間、内野内のフォースプレイ判定位置に入ります。具体的には、一塁とピッチャーマウンドの間の、ファウルライン延長線上から少し内野寄りの位置です。
走者一塁での内野ゴロは、二塁でのフォースアウトが最頻出。二塁審は内野内(一・二塁間)から二塁ベースへ向かって角度を作り、送球と走者の触塁を90度の角度で確認します。
6-4-3 や 5-4-3 のダブルプレイが想定される場合、二塁審は二塁での判定後、すぐに視線を一塁に切り替えます。一塁での判定は一塁審が担当しますが、二塁審も状況を把握しておくことで連携が取りやすくなります。
遊撃手や二塁手が一塁ではなく二塁・三塁・本塁に送球する場合があります。二塁審は送球先を瞬時に判断し、必要なら二塁→三塁や本塁方向へ視線を移します。
三塁線付近のゴロは、フェアかファウルかの判定が三塁審の最重要タスクです。打球が三塁ベースを通過する前後で判定基準が変わる(ベース手前はラインに触れた瞬間でフェア/ファウル判定、ベース通過後は内野内に最終的に止まればフェア)など、ルールを正確に把握しておく必要があります。
走者二塁・走者一二塁などで三塁でのフォースプレイ・タッグプレイが発生する場合、三塁審は三塁ベース付近で判定の準備をします。送球の方向を見ながらベースに対して90度の角度を取ります。
走者三塁の場合、本塁へのスチール(スクイズ)も想定されます。三塁審は走者の動きを常に視野に入れておきます。
シンプルなケース。球審は45フィート、一塁審は一塁でのフォースプレイ、二塁審・三塁審は基本位置で待機。
ダブルプレイの可能性あり。二塁審が二塁での判定、一塁審が一塁での判定。球審は一塁審の補佐。
三塁・本塁への送球の可能性。三塁審は三塁での判定準備、球審は本塁での判定準備(スコアリングポジション)。
本塁での判定が最重要。球審は本塁から動かず、捕手のタッグプレイを判定。三塁審は三塁走者のスタートとファウルラインを確認。
全ベースでフォースアウト発生の可能性。各審判は担当ベースの判定に集中する。本塁フォースアウトの場合は球審が判定。
ベースに当たった打球は、当たった時点で「フェア」確定です。その後ファウルゾーンに転がっても判定は変わりません。三塁審はベースに当たった瞬間にフェアコールをします。
「捕球」と「触塁」が両方完了した時点で判定します。タッチが走者の触塁より早ければアウト、遅ければセーフ。一塁審は両方の動きを視野に入れて判定します。
「送球が一塁手のグラブに収まった瞬間」が判定の基準。送球までに時間がかかれば走者がセーフになる確率が上がります。
駆け抜けた直後にすぐ二塁を狙う動きを見せた場合、タッグされればアウト。ただし、駆け抜けてフェアゾーンに入っただけならアウトにはなりません。一塁審は走者の動きを最後まで追います。
内野ゴロの判定は「動き出しの早さ」と「角度の正確さ」が決め手。以下の練習で精度を上げましょう。